周年イベントで上映する記念映像の見積もりは、30万円から300万円超まで桁が変わります。高いか安いかを判断できないのは、映像の「種類」と「素材の有無」で費用構造がまったく違うことが知られていないからです。
本記事では、累計112件のイベントを企画し、周年式典の映像制作・上映演出を数多く手がけてきたAiWiLLが、周年記念映像の種類別相場、見積もりの内訳、費用が膨らむ要因、賢く抑える方法を解説します。式典全体の費用は周年イベントの費用を参照してください。
2016年よりB2Bイベントマーケティングに特化したキャリアをスタート。日本テレビ・Bitget等での実務を経て、2023年にSHIFT AI創業に参画しコミュニティ・スクール責任者として2年で3万人規模へのグロースを主導。2026年にAiWiLL株式会社を創業。年間100本超・累計参加者10,000人超のイベントを手掛け、「一度のイベントを半永久的なビジネス資産に変える」マーケティング設計を専門とする。SNS総フォロワー1万人超。(X,Instagram,TikTok - 2026年4月現在)
実力があるのに、競合に選ばれ続けている。 その差は、イベントの「設計」にあります。
集客・当日・二次活用・フォローまで、社長がイベントで権威性と売上を作るための全手順を一冊に凝縮しました。

まず結論:種類別の費用相場(税別)
| 種類 | 内容 | 相場 | 制作期間 |
|---|---|---|---|
| ヒストリームービー(写真スライド型) | 既存写真+テロップ+ナレーション(3〜5分) | 20万〜60万円 | 1〜2ヶ月 |
| ヒストリームービー(撮影込み) | 社屋・現場・社員の新規撮影+過去素材(3〜7分) | 60万〜150万円 | 2〜3ヶ月 |
| インタビュードキュメンタリー | 創業者・社員・顧客のインタビュー構成(5〜10分) | 80万〜200万円 | 2〜4ヶ月 |
| オープニング映像(式典演出用) | 会場を立ち上げる1〜2分の高密度映像 | 30万〜100万円 | 1〜2ヶ月 |
| フルパッケージ(複数本+当日上映管理) | OP+ヒストリー+エンディング+上映オペレーション | 150万〜400万円 | 3〜6ヶ月 |
費用を左右する最大の変数は「撮影日数」と「過去素材の整理状況」です。撮影1日追加で15万〜30万円、バラバラの古い写真・テープのデジタル化と整理で10万〜30万円が動きます。
見積もりの内訳|何にいくらかかっているのか
| 費目 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 企画・構成・台本 | 10万〜30万円 | 映像の質はここで決まる。安い見積もりはここが「テンプレ」 |
| 撮影(機材・クルー) | 15万〜30万円/日 | カメラマン+助手+照明音声の体制か、ワンマン撮影かで倍違う |
| 編集・モーショングラフィックス | 20万〜80万円 | 尺より「カット数と加工量」で決まる。修正回数の上限を確認 |
| ナレーション・音楽 | 5万〜20万円 | プロナレーター・楽曲ライセンスの有無。BGMの権利処理は必須確認 |
| 過去素材のデジタル化・整理 | 5万〜30万円 | VHS・8mm・紙焼き写真の本数次第。自社で整理すれば大きく削れる |
| 当日上映管理 | 5万〜15万円 | 会場の機材との接続確認・上映オペ。式典会社と別発注なら要調整 |
費用を賢く抑える5つの方法
- 1. 過去素材を自社で整理する——「年代順フォルダ+使いたい写真に印」まで自社でやれば、整理費10万〜30万円が浮き、構成の打ち合わせも速くなります
- 2. 撮影を1日に集約する——社屋・現場・インタビューを同日に詰める段取りで、撮影日数=最大の変動費を抑える
- 3. 二次利用を前提に発注する——同じ素材から採用向け・Web向けの短尺版を同時に切り出してもらうと、1本あたり単価が大きく下がります。周年映像は「式典で1回流して終わり」が最ももったいない使い方です
- 4. ナレーションを工夫する——フルナレーションをやめ、テロップ+音楽+肉声インタビューで構成すると、質を保ったまま5万〜15万円下がります
- 5. 式典の制作会社にまとめて頼む——映像会社と式典会社を別々に発注すると、当日の接続確認・進行調整が二重管理になります。一社にまとめると調整コストと事故リスクが消えます
安すぎる映像で起きること
- テンプレ構成——どの会社の周年映像にも見える「実績年表+社屋ドローン」の金太郎飴になる
- 権利処理の欠落——BGMの商用ライセンス未処理は、後日SNS掲載時に問題化します
- 「上映して泣ける」の不在——周年映像の目的は情報伝達ではなく、社員と来賓の感情を動かすことです。インタビューの引き出し方・構成の山場づくりは、安い見積もりでは買えません
発注前チェックリスト10項目
- □ 1. 上映の場面(式典OP/中盤/懇親会)と目的を決めた
- □ 2. 種類(スライド型/撮影込み/インタビュー型)を決めた
- □ 3. 尺の目安を決めた(式典上映は3〜7分が集中の限界)
- □ 4. 過去素材の量と状態を把握した
- □ 5. 撮影日数と撮影対象を仮決めした
- □ 6. 修正回数の上限と超過料金を確認した
- □ 7. BGM・ナレーションの権利処理を確認した
- □ 8. 二次利用(採用・Web・SNS)の範囲と追加費用を確認した
- □ 9. 当日上映管理が見積もりに含まれるか確認した
- □ 10. 納品形式(データ形式・短尺版の有無)を確認した
構成サンプル|5分ヒストリームービーの尺・カット割り
「映像に何を入れるか」が分からないという声が多いので、式典で最も使われる5分のヒストリームービーの構成を、尺と中身まで具体的に載せます。発注時の要望書としてそのまま使えます。
| 尺 | パート | 中身 |
|---|---|---|
| 0:00–0:30 | オープニング | 現在の会社の象徴的な映像+「20年、ありがとう」等のメッセージで掴む |
| 0:30–1:30 | 創業期 | 創業者の言葉・最初の事務所/商品の写真・苦労のエピソード(ナレーション+静止画) |
| 1:30–2:45 | 成長期 | 事業拡大・転機となった出来事・社員数の推移を年表テロップで |
| 2:45–3:45 | 現在 | 現場・社員インタビュー(2〜3名)の肉声。「今が一番おもしろい」を伝える |
| 3:45–4:30 | 顧客・取引先 | 取引先からの祝福コメント or 顧客との関係を象徴するシーン |
| 4:30–5:00 | 未来へ | 次の10年のビジョン・全社員集合カット・ロゴで締め |
この構成の山場は2:45からの社員インタビュー(肉声)です。年表と写真だけの映像は「情報」で終わりますが、肉声が入ると会場が動きます。撮影込み(60万〜150万円)とスライド型(20万〜60万円)の最大の差はここに出ます。撮影日を1日確保できるなら、社員インタビューだけは入れることを強く勧めます。
なお同じ素材から「採用サイト用90秒版」「会社紹介用3分版」を同時に切り出す二次利用前提の発注にすると、1本あたり単価が下がります。式典で1回流して終わりは最ももったいない使い方です。式典全体の費用感は周年イベントの費用相場、映像と式典を一括発注する際の進め方は制作会社の比較手順を参照してください。
映像も式典も一社で:AiWiLLのWiLLSTAGE
AiWiLLのWiLLSTAGEは、周年イベント・社員総会・表彰式を企画・運営・撮影・配信まで一社完結で制作します。Standard 50万円/Premium 100万円/Hybrid 150万円(税別)の固定価格で、記念映像の制作と当日上映を式典の演出と一体で設計するため、「映像は良かったが上映のタイミングが台無し」が起きません。
累計企画数112件、累計参加人数10,551名、顧客満足度94.9%。撮影素材の採用・営業への二次活用まで含めた設計が、1回の予算で複数の成果を返すWiLLSTAGEの考え方です。
よくある質問
周年記念映像の制作費用はいくらかかりますか?
種類で決まります。既存写真中心のスライド型で20万〜60万円、新規撮影込みのヒストリームービーで60万〜150万円、インタビュードキュメンタリーで80万〜200万円(いずれも税別)が相場です。
費用が大きく変わる要因は何ですか?
撮影日数と過去素材の整理状況です。撮影1日の追加で15万〜30万円、古い写真・テープのデジタル化と整理で10万〜30万円が動きます。素材整理を自社で行うのが最も効果的な節約です。
映像の長さはどのくらいが適切ですか?
式典上映なら3〜7分が集中力の限界です。10分を超える大作は中だるみします。伝えたい内容が多い場合は、OP用1〜2分とヒストリー用5分など、複数本に分けるほうが効果的です。
制作期間はどのくらい必要ですか?
スライド型で1〜2ヶ月、撮影込みで2〜3ヶ月、インタビュー型で2〜4ヶ月が目安です。式典日から逆算し、過去素材の収集期間(社内アナウンス含む)を1ヶ月余分に見てください。
作った映像は式典以外にも使えますか?
使えます。むしろ二次利用前提の発注を推奨します。採用サイト・会社紹介・SNS用の短尺版を同時に切り出せば、1本あたりの単価が大きく下がります。契約時に二次利用の範囲を必ず確認してください。
映像だけ別の会社に頼んでもいいですか?
可能ですが、当日の上映機材・進行との接続確認が二重管理になります。式典の制作会社に映像込みで頼むか、別発注なら両社の調整窓口を早期に一本化してください。
まとめ:映像の予算は「種類×撮影日数×二次利用」で決める
周年記念映像は、種類を決めれば相場が絞れ、素材整理と撮影集約で賢く削れ、二次利用まで設計すれば投資として回収できます。チェックリスト10項目を持って見積もりへ進んでください。式典との一体設計なら、まとめてご相談いただけます。

