MCPの追加コマンドが成功しても、Claude Codeがサーバーの機能を使えるとは限りません。追加は設定を書いた段階で、その後に承認、認証、接続、対象データへの権限確認が続きます。どこまで進んだかを分ければ、設定を全部消してやり直す必要があるかも判断できます。
AiWiLL株式会社代表。AI顧問「WiLLAGENT」で、企業の仕事をAIと人が進められる形にする伴走支援を行っています。記事では、実務で使える手順と、人が確認すべき点を明らかにします。
接続状態を同じプロジェクトで見る
2026年9月5日に確認した公式資料では、次のコマンドとセッション内の画面で状態を確認できます。サーバー名は自分の登録名に置き換えます。設定やエラーに認証情報が含まれる場合があるため、出力を丸ごと社外へ貼らないでください。
claude mcp list
claude mcp get example-server
# Claude Codeの会話画面内で入力
/mcp
| 状態 | 確認する内容 |
|---|---|
| Pending approval | プロジェクト設定の接続先と権限を読み、必要な承認を行ったか |
| Needs authentication | 対象サービスでのログインや接続承認が完了したか |
| Failed to connect | Issueなどに表示された接続エラーの内容 |
| Disabled/Rejected | そのプロジェクトで意図的に無効にしていないか |
| Connectedだが資料が見えない | 接続先アカウントと資料自体の共有範囲 |
Connectedは、欲しい資料の取得や業務処理の成功まで保証する表示ではありません。読み取り用の小さな対象で確認し、ファイル作成や更新を試す場合は、その操作の許可も確認します。名前が同じサーバーを複数のスコープに登録している場合は、今どの定義が使われるかも調べます。
ローカル起動か、URLへの接続かを見分ける
stdio型ではクライアントがローカルのサーバープロセスを起動し、標準入力と標準出力で通信します。起動コマンド、引数、必要な環境変数が、その実行環境にあるかを見ます。WindowsにあるツールをWSLから呼ぼうとしている場合などは、手動実行した場所との差が手がかりになります。
HTTP型では、指定したURLへ到達できるか、認証が必要か、正しい接続先かを確認します。stdioの障害なのにlocalhostのポートを変更しても、通信経路が違えば改善しません。サーバー配布元の説明に合わせて確認先を選びます。
stdioが起動直後に止まる場合
実行ファイルが見つからない場合は起動経路を、依存パッケージのエラーならその環境を確認します。またMCPのstdio仕様では、標準出力にプロトコル以外の文字を混ぜないことが求められます。自作サーバーが起動時の挨拶やデバッグ文を標準出力へ書いていないかは、開発担当者が確認する項目です。
提供元が管理するサーバーのコードをその場で書き換えるより、バージョンとエラーをそろえて報告した方が再現を依頼できます。標準エラーに出るログと、MCPの応答データは分けて記録してください。
一つの接続だけで復旧を確かめる
- 対象サーバーの登録名、方式、設定スコープを記録する。
- 観測した状態に対応する項目だけを修正する。
- 同じプロジェクトを開き直し、状態を再確認する。
- 許可された小さな読み取り操作を一件実行する。
- 取得した資料が意図したアカウントのものか確認する。
ローカルHTTPサーバーの場所が分からない場合は、localhostと実行環境の切り分けへ進みます。社内で接続先と担当者が増えてきたら、AIが参照する資料と権限の設計についてご相談ください。
確認に使った資料

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