AIを外出先でも使いたい。個人で使っている環境を、いずれチームにも広げたい。AI導入を支援する担当者との相談では、便利な接続方法の話と、誰が会社の情報に触るかという話が一緒に出てきました。

赤堀亘
執筆・監修 AiWiLL株式会社 代表取締役 赤堀亘

AiWiLL株式会社代表。AI顧問「WiLLAGENT」で、企業の仕事をAIと人が進められる形にする伴走支援を行っています。記事では、実務で使える手順と、人が確認すべき点を明らかにします。

AiWiLLはそこで、まず個人の利用とチームの利用を分けて考える話をしました。さらに、エージェントをつくる人と、できあがったものに仕事を頼む人を分ける案を示しています。

同じ環境を全員で触る前に、役割を分ける

相談相手は、利用者がファイルを操作できるようにすると、業務の資料まで意図せず変更してしまうのではないかと懸念していました。業務ごとに情報を分け、作業する場所も分けるという案を考えていたことが、会議メモに残っています。

これは、実際にデータが壊れたという事故報告ではありません。チームに広げる前に、起こりうる問題をどう抑えるかという相談でした。

私が提案したのは、会社の情報や運用を理解している人がエージェントをつくり、ほかのスタッフは用意されたエージェントへ仕事を頼む、という役割の分け方です。全員が同じ仕組みをつくれるようになることと、全員が仕事に使えるようになることを分けて考えました。

この日に、その構成を実装したわけではありません。誰がつくり、誰が使うかという運用の案を、会話で整理したところまでです。

次の相談では、社内ルールの有無を起点にした

別の会議では、会社ごとに情報の扱い方や利用できる環境が違う中で、どう導入を提案するかが話題になりました。

私は、社内ルールがあればその範囲でできることを考え、ルールづくりから必要ならそこを起点にする、と説明しました。相談はツール名を選ぶだけでは終わりません。使う人の役割、情報の扱い、会社が決めている範囲を確かめる必要があります。

また、支援する側にも、相手の求める管理や説明へ対応できる体制があるかという論点があります。会議では、自社で引き受けて進められる範囲を踏まえて提案する考え方を共有しました。

相談相手からは、自分の考えていた進め方と近いことを確認できたという反応がありました。ただし、その反応は、その後に安全な運用ができたことを示す実測ではありません。

相談の結果として残ったもの

今回残っているのは、役割を分ける案と、社内ルールに沿って提案する考え方を記した会議メモです。権限設定の完成物、運用テスト、社内規程の完成版は確認できませんでした。

この相談から持ち帰れる問いは具体的です。誰が仕組みをつくるのか。誰が仕事を頼むのか。会社の情報を扱うとき、どのルールの中で作業するのか。

その問いを確認するための打ち合わせとして、ここまでを記録しています。実際の設定や運用については、別に実物と結果を確かめることが残っています。

AI活用や支援の進め方については、AiWiLLのAI顧問をご覧ください。

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