CodexがWindows上で「npm.ps1を読み込めない」と表示した場合、指示文の書き方より先に、PowerShellがスクリプトの実行を止めていないか確認します。ただし「アクセス拒否」「承認が必要」「コマンドが見つからない」は別の状態です。表示されたエラーを一括して同じ設定で直そうとしないことが、調査の出発点です。
AiWiLL株式会社代表。AI顧問「WiLLAGENT」で、企業の仕事をAIと人が進められる形にする伴走支援を行っています。記事では、実務で使える手順と、人が確認すべき点を明らかにします。
エラー文で、調べる設定を選ぶ
| 表示の例 | 最初の確認先 |
|---|---|
| running scripts is disabled、PSSecurityException | PowerShellの実行ポリシー |
| 承認待ち・許可されていない操作 | Codex側の実行許可と対象操作 |
| 特定ファイルへのAccess denied | そのパスのアクセス権、使用中かどうか |
| npmがコマンドとして認識されない | インストール先とPATH、実行環境 |
OpenAIのWindows向け公式資料にも、npm.ps1が実行ポリシーで止まる例があります。一方、エージェントの承認設定やWindowsのファイル権限は別の仕組みです。一つの層で許可されても、他の層の条件は変わりません。この記事は2026年9月5日に公式資料を確認して整理した手順で、各社PCの管理設定を再現したものではありません。
まずは設定を変更せずに読む
失敗したのと同じPowerShellで次を確認します。別のターミナルで調べた結果を混ぜると、実行環境が違う問題を見落とします。表示された個人フォルダーのパスは、共有時に伏せてください。
$PSVersionTable.PSVersion
Get-ExecutionPolicy
Get-ExecutionPolicy -List
Get-Command npm -All | Select-Object Name,CommandType,Source
引数なしのGet-ExecutionPolicyは有効なポリシーを、-Listは各スコープの設定を示します。一部がUndefinedでも、PC全体で制限がないとは限りません。会社管理の端末なら、表示を持って管理担当者に確認します。インターネットで見つけた一行を貼り付け、端末全体の制限を下げることから始める必要はありません。
Codexの実行環境と、開いている端末を確認する
WindowsネイティブとWSLでは、パスやインストール済みツールが異なります。さらに、アプリの統合ターミナルとエージェントの実行環境は別々に設定できるため、目の前の端末で成功しただけではエージェント側も同じとは判断できません。
記録には「どのアプリの、どの端末で、どのコマンドが失敗したか」を残します。たとえば「PowerShellの手動実行は成功、Codexから同じ作業を頼むと承認で停止」という事実があれば、実行ポリシーの再変更より、依頼した操作と許可範囲を確認する方が調査を進められます。
管理担当者へ渡す確認票
必要な業務:例)社内ページのプレビュー
失敗したコマンド:
実行した場所:Windows/WSL/アプリ内
PowerShellのバージョン:
有効なポリシーと各スコープ:
停止したファイル名:
同じ操作を手動で試した結果:
必要な操作範囲と、変更を戻す条件:
対処後は、対象のコマンドが実行できることと、作りたかった成果物が正しく開くことを別々に確認します。プレビューの起動が成功しても、画面にエラーが出ていれば業務は完了していません。設定変更が必要だった場合は、変更者、対象範囲、理由を残して引き継ぎます。
復旧の記録にはAIツールの障害メモを使えます。ツールの選択段階なら、Claude Code・Codex・Grokの比較記事も参照してください。
確認に使った資料

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