AiWiLLのAI顧問「WiLLAGENT」は、初月10万円、翌月から月30万円です(いずれも税別)。最低契約期間は3か月で、基本料金の合計は70万円。これに、AIツールの利用料と、訪問した回の交通費を足したものが、3か月で実際にかかる総額です。

赤堀亘
執筆・監修 AiWiLL株式会社 代表取締役 赤堀亘

AiWiLL株式会社代表。AI顧問「WiLLAGENT」で、企業の仕事をAIと人が進められる形にする伴走支援を行っています。記事では、実務で使える手順と、人が確認すべき点を明らかにします。

この記事では、初月を10万円にしている理由と、その月に何が変わるのかを書きます。そのうえで、顧問先が実際に契約しているAIツールの料金まで入れた総額の出し方、外注や採用と比べたときの考え方、効果の確かめ方まで、売る側の立場から全部出します。

まず、払う金額の全体

初月10万円、2か月目30万円、3か月目30万円を足して、最低3か月の基本料金が70万円(税別・自動更新なし)になることを示す図
項目金額・条件
初月10万円(税別)。最初のAI社員を1体、実務で使える状態にする
2か月目から月30万円(税別)。社員の方の同席は何名でも込み
最低契約期間3か月。基本料金の合計は70万円(税別)
定例月2回・隔週90分。オンラインか訪問かは回ごとに選べる
定例の追加1回10万円(90分・税別)
使えなかった定例忙しくて月1回しか使えなかった場合、残りの1回は翌月へ繰り越せる
定例のあいだチャットで随時相談を受け、2営業日以内に返答
更新自動更新なし。4か月目以降は、満了前に続け方を相談する
別途かかるものAIツールの利用料(御社名義で直接契約)、訪問の交通費(実費)

月2回の定例の中で、AI社員の開発、社員向けのAI研修、AI導入の設計、会社訪問のどれを何回使っても構いません。何から使うかは、事業の成長に効く順にこちらから提案します。4つの中身はAI顧問とはに詳しく書いています。

初月を10万円にした理由

マイクを持って話すAiWiLL代表の赤堀亘
AiWiLL代表の赤堀亘。

始めるときは、不安です。本当に成果が出るのか。費用に見合うのか。とりあえず試してみたい。そう思うのが普通だと、私は思っています。

だから、初月のリスクは私たちが受け持つ。初月を10万円にしているのは、そういう意味です。

ただ、初月を様子見の月にはしません。この月で、AI社員を1体、実務で使える状態まで作り切ります。いつものチャットから実際の業務を頼めて、それが回るところまで。説明会でも、計画書づくりでもありません。

続けるかどうかは、「仕事が明確に変わったか」で決まる

初月が終わったとき、お客様が続けるかどうかを決める材料は、報告書の厚さではありません。仕事が明確に変わった、という実感です。

水産加工・鮮魚卸の会社では、紙でアナログに回していた受注の仕事が変わりました。受注の内容と、出荷時に確定した目方をLINEで送る。すると1本の注文データから、注文票、送り状、納品書、請求書ができあがります。

LINEで受注と目方を送ると、1本の注文データから注文票・送り状・納品書・請求書の4つの書類ができることを示す図
  • 注文票:出荷伝票と行き先の札を、方面ごとの書式でまとめて出す
  • 送り状:送り先を、注文データからそのまま引き継ぐ
  • 納品書:確定した目方と単価で作る
  • 請求書:月末にひと言頼めば、その月の納品データを集計して作る

同じ内容を、書類ごとに何度も書き写す仕事がなくなりました。書類は別々のデータから作らず、同じ注文データから作ります。できあがった書類は、人が確かめてから使います。

LINEに注文を入れるだけで、書類がそろう。昨日まで紙とペンでやっていた仕事がこう変わると、費用に見合うかどうかを、数字を並べる前に実感してもらえます。

月30万円で、定例の中と外で何をしているか

月2回と聞くと、90分の相談を2回買うように見えます。実際に払っているものは、そこではありません。

ある顧問先の定例で、最初にお客様と共有したのはこの4つです。まず、計画を立てる。そして実行して、出てきたものを確認する。問題なければ、それを再現するためのマニュアルを残す。

計画は、業務の要件定義です。今日この仕事をAIに渡すなら、何を入力し、何を作り、人がどこを確認するかを先に書く。実行は、その場で実物を作ることです。確認は、出てきたものを見て直すこと。マニュアルは、次も同じ品質で再現できるように残すことです。

その日の定例では、過去のお客様への案内と、公式サイトの記事の2つを回しました。案内は、要件定義書と運用テンプレートを残し、文面まで作りました。記事は、要件を詰めて原稿とサムネイルを作り、サイトへ投稿するところまで進め、手順をマニュアルに残しました。途中で、メール配信の仕組みが社内ネットワークに阻まれて止まりました。そこは無理に押し切らず、次の宿題に回しています。

定例と定例のあいだに、お客様はリストの整理や設定の宿題を進めます。こちらは、止まった接続や権限を調べ、次回の計画を立て、定例で決めたことをもとにAI社員を作ったり直したりします。

現場でAIを使い始めると、「この情報を入れてよいか」「この文面を送ってよいか」が毎日出てきます。ここで止まると、人は使わなくなります。だから定例のあいだも、チャットでの質問は随時受けて、2営業日以内に返しています。

つまり月額は、90分×2回の席料ではありません。要件を書き、実物を作り、確認し、マニュアルに残し、止まったところを次につなぐ仕事の料金です。

3か月の総額は、AIツール代まで入れて出す

顧問料70万円(税別)、AIツール代(人数×月額×3か月)、訪問した回だけの交通費を足すと3か月の総額になることを示す図

顧問料とは別に、AIツールの利用料がかかります。ツールは御社名義で直接契約していただきます。顧問契約が終わっても、道具とデータは御社の手元に残るようにするためです。

実際の顧問先では、次のように契約しています。

顧問先使っているAI人数1人あたりの月額(月払い)3か月のツール代3か月の総額の目安
株式会社WECS(防災設備の点検・保守)Claude Teamプラン18名25ドル1,350ドル(約20万円)約90万円
外国人材の紹介・教育の会社ChatGPT Businessプラン6名25ドル450ドル(約7万円)約77万円
AI社員だけを使う会社SuperGrok1アカウント30ドル90ドル(約1.4万円)約71万円

総額の目安は、顧問料70万円にツール代を足したものです。1ドル150円で換算し、税と交通費は含めていません。Claude TeamとChatGPT Businessは、年払いにすると1人あたり月20ドルになります。ChatGPT Businessは2席から契約できます。ツールの料金は、2026年9月25日に各社の公式ページで確認した標準の席の価格です。改定されることがあるので、契約前に最新の料金を確かめてください。

表の3行目を見ると分かるとおり、AI社員だけを使う場合は、全員にアカウントを配る必要がありません。AI社員は、一つの仕組みを社内で共有する形になります。使う人は、いつものチャットに入るだけ。担当が替わったら、そのチャットから外すだけです。

スマートフォンのチャットで「経理」宛てに書類の写真を送っている導入イメージ
導入イメージ。いつものチャットで、経理のAI社員に書類の写真を送るだけ。実際の画面ではありません。

もう一つ、地味に効くのが「何を頼めるか」がはっきりすることです。何でもできるAIを渡されると、かえって使い方が分かりません。「このチャットでこう言えば、こう返ってくる」と決まっているほうが、現場は使います。

一方で、WECSのように社員一人ひとりが自分の仕事でAIを使うなら、人数分の契約が要ります。どちらから始めるかで、3か月のツール代は1万円台から20万円ほどまで変わります。どちらが合うかは、最初の相談で一緒に決めます。

月30万円は高いのか:外注・採用と比べる

業務ごとに外注すると月40〜80万円、AI・DX人材の採用は年600〜800万円と採用費約200万円、AI顧問は月30万円で初月10万円という3つの選択肢の比較図(一般的な相場・当社調べ)

AIを使わずに同じ仕事を進めようとすると、ふつうは外注するか、人を採用するかです。業務ごとに外注した場合の、一般的な相場はこうなります。

業務外注した場合の相場
ホームページの制作・更新制作30〜100万円、保守は月1〜5万円
ランディングページ(1本)10〜50万円
SNS運用代行(1媒体)月5〜15万円
動画・ショート動画の編集1本3〜10万円
記事・ブログの執筆1本3〜10万円
チラシ・デザイン1点3〜10万円
経理代行(記帳・請求)月3〜10万円
事務代行(オンライン秘書)月10〜15万円

ライター、デザイナー、リサーチ、事務代行などを個別に契約すると、月40〜80万円ほどになり、発注と管理の手間もかかります。AIやDXに詳しい人を採用するなら、年600〜800万円に加えて、採用費が約200万円かかるのが目安です。採用が決まっても、立ち上がりには数か月かかります。

いずれも一般的な相場観(当社調べ)で、支援の範囲は同じではありません。AI開発の発注、提案型のAIコンサル、AI研修との比較は、AI顧問とはの料金の章に表で載せています。

私がこの比較でいちばん見てほしいのは、金額より「会社に何が残るか」です。外注は、頼んだものが納品されて終わります。採用は、その人が辞めればやり方も一緒に出ていきます。AI顧問で残すのは、御社名義の仕組みと資料とデータ、そしてAIを使える社員です。

効果をどう確かめるか

毎月、請求書と一緒に渡すリターン明細書の4つの欄(稼働した業務、準備・改善中の業務、外注相場で換算した今月の成果物、今月打てた新しい手)を示す図

効果は、2つの軸で確かめます。

1つ目の軸は、新しく進められたことです。提案、発信、商品づくりなど、実際に取り組めた内容と回数を記録し、同じことを外注した場合の単価で参考の金額にします。2つ目の軸は、時間の削減です。報告書づくりや集計など、導入前と後の作業時間を比べます。

1つ目を先に置いているのには理由があります。時間の削減だけで測ると、どこかで天井が来るからです。仕事が100あって全部をAIに渡しても、話は「何割減った」で終わります。手が届かなかった仕事に手が届く側には、その天井がありません。

記録の流れは次のとおりです。

  • 初日:15分だけ、いまの作業時間と「構想はあるのに止まっていること」を記録する
  • 定例のたび:3分で、新しく打てた手と、回り始めた業務を1行ずつ残す
  • 毎月:請求書と一緒に、リターン明細書をお渡しする
  • 3か月目:導入前との比較を1枚にまとめ、続け方を相談する材料にする

リターン明細書は4つの欄でできています。今月稼働した業務、準備や改善をしている業務、今月できた成果物(外注した場合の相場で換算)、今月新しく打てた手です。成果物の換算額は、外注相場を参考にした目安です。記録は私たちがまとめ、お客様には実際の利用結果を確かめていただきます。

この料金に含まないもの

  • 開発の請負と、成果や売上の保証
  • 「AI社員1体いくら」という見積。出していません
  • 値引き。していません
  • AIツールの利用料と、訪問の交通費。どちらも実費です

月額と定例の枠が合わなければ、無理に契約せず見送ります。支援の範囲は、契約前に合意してから始めます。

払う前に、1つだけ書き出してほしいこと

「うちの仕事に70万円を使う意味があるか」は、相場表だけでは決まりません。まず、来週やる仕事を1つ挙げてください。誰が、何の資料を使い、どこまでをAIに任せ、最後に誰が確認するか。この1文が書けると、初月に作るものと、3か月で確かめることが見えてきます。

書いてみて、紙やExcelで何度も書き写している仕事が出てきたら、それが最初の候補です。その仕事の実物を持って相談してください。初月に何を作るかから、一緒に決めます。

最初の30日の中身はAI顧問の1ヶ月目に、90日の考え方はAI顧問の最初の90日に書いています。


取材・資料:2026年9月9日の顧問セッション記録、2026年9月9日・16日・25日の赤堀亘への取材、WiLLAGENTのサービス資料をもとに構成しました。料金と条件は2026年9月20日に確定したものです。AIツールの料金は、2026年9月25日にAnthropic、OpenAI、xAIの公式情報で確認しました。社名は許諾の範囲で掲載し、それ以外の顧問先は業種だけを記載しています。外注・採用の相場は一般的な目安(当社調べ)です。

医療、建設、農業、営業、製造、飲食など、さまざまな仕事の人が並ぶAiWiLLのキービジュアル。AIを使いこなす会社は、イケてる。

伴走型AI顧問 WiLLAGENT

初月10万円で、AI顧問、使い放題。

月2回・隔週90分の定例枠で、AI社員の開発・改善、社員研修、導入設計・戦略、会社訪問を、御社の仕事に合わせて選べます。定例の間もチャットで相談できます。

初月10万円、翌月から月30万円。最低3か月・総額70万円(いずれも税別)。訪問の交通費、AIツール利用料は別途実費です。

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